介護職※言葉遣いの注意点とは!敬語がいいの?タメ口だとヤバいの?

介護職の悩みあるある

介護職※言葉遣いの注意点とは!敬語がいいの?タメ口だとヤバいの?

この辺気になりますよね。

高齢者介護の仕事に初めてついて先輩に同行した時に、先輩がタメ口で利用者の方に話しかけていて驚いた経験はありませんか?で、気づくと周りの職員もタメ口で話しかけている。

何か違和感があるなーと感じている方は是非ご覧ください。

介護職※言葉遣いの注意点とは!敬語がいいの?タメ口だとヤバいの?

敬語がいいの?皆タメ口ではなしているけど?

結論

敬語です。

介護職の言葉遣い※なぜタメ口ではなしてしまう?

まずはなぜタメ口で話すか考えていきましょう。

・上から目線になっている

・親近感をもって接していると思っている

・接遇、マナーの意識が低い

上から目線になっている

介護の仕事はやりがいがある反面、大変な仕事でもあります。

毎日、日々の生活の支援をする中で、いつの間にか無意識のうちに「手伝ってあげている。」というような意識になってしまっていないでしょうか。

そういった思いが相手に敬意を払った言葉遣いの妨げになっているように思います。

親近感をもって接していると思っている

私の実体験ですが、父が脳梗塞で老人ホームに入所していた時のこと、私と父が受診のために外出してちょうどお昼の時間にホームに戻ってきました。

その際30代ぐらいの男性の介護士さんが出迎えてくださり、私に「あ、息子さんですか。いつもお世話になっています。」とあいさつしてくださったので、「こちらこ、そいつも父がお世話になっています。」と返事をした後に、その介護士さんが父に「〇〇さんおかえり、疲れたんとちゃう?お腹すいたやろ。もうすぐご飯やからちょっとまっててな。」と話しかけました。

その介護士の方はいつも父と話すときはタメ口で話をしているので、いつも通りに接したのだと思います。

彼は父に親近感をもって接したつもりだと思いますが、家族としてはかなり違和感を感じました。

接遇、マナーの意識が低い

社会経験が少ない方や若い方であまり敬語を使ったことがない方によくみられます。

 

介護職でタメ口で話してはいけない理由

タメ口で話してはいけない理由

・人生の大先輩だから

利用者の方は私たちより年齢が上の方がほとんどだと思います。

やはり敬意を払って話をする必要があると思います。

・サービス業として敬語を話すのは当たり前のことだから

介護も介護サービスといいますよね。

他のサービス業でタメ口で行うサービス業はほとんどないと思います。

介護・医療サービスの常識はサービス業の非常識です。

介護サービスは一般のサービス業とは異なるといったご意見もあると思いますが、それが、敬語を使わない理由とはならないです。

・介護従事者の社会的地位を落とす原因となっているから

周りのスタッフがタメ口の環境であれば、そこで働いている人たちは全く違和感がないと思いますが、スタッフが高齢の利用者の方に対してタメ口で話す姿は外から見るとかなり違和感を感じます。

利用者の方やそのご家族から、きちんと教育されていないと受け止められる可能性もあり、介護職全体が「敬語を適切に使えない、教育されていない人」と思われる危険性があると思います。

 

介護職で気を付けたい言葉遣い

気を付けたい言葉遣い

名前を「ちゃん」付けで呼ぶ

幼児に話しかけるように話す。 「はい、あ~んして」「かわいい~」など

専門用語を使う 「KT、BP、熱発」など

スタッフ間で使役形ではなす 「車いすに乗せておいて」「横にしておいて」なんか物のように聞こえてしまいません?

あと、これは私なりの印象ですが、関西よりも関東の方のタメ口が柔らかく聞こえるので関東の方はより気をつけたほうが良いように思います。

「そうだよねー」「わかるー」「ちょっと待っててね」「先生に言っとくね」など

介護職の言葉遣いで敬語を話すコツ

敬語を話すコツ

尊敬語、謙譲語、丁寧語の使い方が今一つ自信がないという方にちょっとしたコツをお教えします。

それは、尊敬語の場合は主語が「あなた」謙譲語の場合は主語が「私」で考えます。

基本形 丁寧語 尊敬語 謙譲語
する します なさる、される いたす
言う 申し上げます おっしゃる 申し上げる
行く 参ります いらっしゃる、おいでになる うかがう
来る 来ます いらっしゃる、おいでになる、みえる、お越しになる 参る
知る 知っています お知りになる、ご存じだ 存じる、承知する
食べる 食べます 召し上がる、おあがりになる いただく、頂戴する
いる います いらっしゃる、おいでになる おる
見る 見ます ご覧になる 拝見する
聞く 聞きます お聞きになる うかがう

例えば 言うの場合は 「あなた」がおっしゃる のであって 「私」がおっしゃる とは言わないですよね。これと同じで、「あなた」が召し上がる のであって 「私」は召し上がるのではなく、いただくですよね。

こういう風にトレーニングすると正しく話せるようになると思います。

まとめ

介護職※言葉遣いの注意点とは!敬語がいいの?タメ口だとヤバいの?

についてお届けしました!

まとめますね。

利用者の方と話をするときは、必要以上にうやうやしく話す必要はないですが、最低限のマナーとして、敬語で「です。」「ます。」を使って話をしましょう。

私の体験から、敬語で話しているからと言って親しみを感じないというご意見をいただいたことはありません。

利用者の方、ご家族に思いやりと敬意をもって正しい言葉遣いで接することで、私たち介護職の評価へとつながっていくのではないでしょうか。

 

 

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